右肩の痛みがこのところ続いていた。
かれこれ、一年半である。あれはまだ毎日のように、アーコスに通っていた頃だから、2019年の秋である。あの頃は、クライミングを始めて二年目でだんだん面白くなってきた頃、毎日登っていた。そしたら、右肩が痛くなりはじめた。
はじめは、少し休めば去っていくだろうと、2か月ぐらい登らないでいた時もあった。でもなかなか痛みは去らないので、再び登りはじめていた矢先にコロナがやってきて、てっきり登らなくなってしまった。もう登らなって一年近くになる。
それからその痛みはずっと去らなかった。そんなに苦になる痛みではないので、自分の中では放って置いたと言える。それほどの痛みである。右腕を後方に回転させたりするときに痛みはおこる。それもこの夏あたりから気にならなくなっていた。でも時々はあるので無くなったわけでは無い。
このところ、朝の体の時間に、筋トレをくわえていた。一応全身を30分ほどかけてやっていくわけだが、肩腕まわりは大切な要素なので、時間を多めにかける。
今日は7時前といつもより早めに目が覚めたので、早めに体の時間をすまし、日が出て周囲が明るくなってきた9時ごろから外に走りに出た。今日は方向を変えてナション広場まで行った。そこで銅像の周りを回っているときに、ふと右肩の痛みのことを思い出した。
そうか、無くなっている。ふと、気づいた。
このところの筋トレが役にたったのだろう。そう思いたい気持ちが出てきて、コラムを書こうと決めた。痛みが出てきてきた最初の頃に、アーコスのコーチに一回相談したことがあった。休んだ方がいいのだろうか、と質問した。登りたくなければ、登らない方がいい。でも痛みはなくならないだろうから、そしたら動かすことを続けた方がいいよ、という答えだった。
身体の痛みに大して、どのような態度をとるべきか、休むべきか、休まないで続けるべきか、専門家に頼むか、薬を飲むか。痛みが起きると人は色々と思考を巡らす。
僕はこの右肩の痛みに対して、根気よく待ち続けるといい方策をとった。きっとよくなるという感覚があった。休ませること、あまり動かさないこと、それも必要であったと言える。そういう時も痛みには必要なのである。その時期を経て再び体づくりに取り組み始めた。そうした中で、痛みの存在が無くなっているということが、自分の取り組み方の正しさを示してくれている。そう感じて、嬉しかった。自分のビジョンが正しかった、ということが証明された。その喜びをシェアしたい、という気持ちに素直にしたがって、このコラムを書いてみた。
Qui suis je ?
Toshi ICHIKAWA, né à Tokyo au Japon en 1961. Spécialiste en shiatsu à Paris, dans le quartier Montparnasse. Directeur d"Ecole de Do-In et de Shiatsu de Toshi ICHIKAWA" agrée par le SPS (Syndicat Professionnel de Shiatsu) et la FFST (Fédération Française de Shiatsu Traditionnel). Shakuhachi player, Facebook, Youtube, Google, Linkin, Twitter, savoir plus
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