このページは斎藤孝氏の本『身体感覚を取り戻す、腰・ハラ文化の再生』を引用しています。
斎藤氏は氏の日本的身体論の代表作ともいえるこの本をまず自然体という考え方から始めています。
自然体とは技である。
つまり立つというもっとも基本的なことが技として捉えることができる。つまりそれは学ぶ、あるいは習得すべきことで、そこにはうまい、下手もあるということになる。この上手い自然体とは大地にしっかりとつながり、そのつながりの感覚が腰をハラにつながっている、ということである。
下半身はしっかりと大地とつながっているが、上半身は無駄な力がぬけている。つまりこれは状況の瞬時の変化に柔軟に対応できる構えとなっているということだ。
ではこの自然体で立つということの基本はどういうことであるか。
- 足の親指の付け根のところの盛り上がった部分に体重がのっている。
- 膝が軽く曲げられているので、圧力がかけられたときに吸収しやすい。表現としては「膝に余裕をもたせる」となる。
帯と腰ハラの感覚
帯の中心感覚
四股踏み
蹲踞〔そんきょ〕
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