左足首の痛みの回復と落ち方への気づき

昨日は二日間のインターバルをへて、再びNationのArkoseに登りにいきました。果たして普通に登れるかどうか、少し不安がありました。

準備体操の段階で左足首の痛みはほぼ消えていることが確認できました。ほんのすこし、痛くはないけれども違和感がある、という程度。足首にかかる体重の方向をいろいろと試してみて、どの方向から負担がかかると痛く感じるか、探してみたのですが、それらしき痛みはみつかりませんでした。

これならいける。

日曜日の夜に、落ちて痛めた左の足首。翌日の月曜日、仕事場までは自転車で移動。仕事場周辺はびっこをひいて歩いていました。翌日の導引と指圧の授業は心配をよそに無事終了。これなら水曜日、登れるかも、と思ったのです。当初の痛み、受けたダメージからして、三日目で登れるとは思っていませんでしたので、うれしい限りです。

準備体操をしながら、今回はどうしてこんなに回復がはやかったのか、考えをめぐらせていました。

まず、落ちてすぐにその場で患部への霊気をしました。両足の足首に両手をあてて、腹からの気を流していきました。足首に温かみがつたわり、患部がなごむ感覚がありました。立ち上がってみて痛みが消えていたので、マットから出て床を普通にあるこうとすると、やはり左足首の患部に痛みが走ります。

翌朝、いつもどうりに朝の体操をするのですが、やはり痛みがあり、深く左足首を曲げることができません。オイルを使用して、時間をとって患部をマッサージしました。

月曜日はそういうわけで、無理をせず、治療中も姿勢を工夫してかばいながら仕事をしていました。翌日の火曜日、試しに体重をかけたりして様子をみていました。二回ほど、患部、この場合は足首の関節内部ということですが、パキッという何かが解放されるような感覚があったのを覚えています。

夜の指圧の授業では、まず正座は問題なくできました。そして足首の大きな負担がかかる、蹲踞の姿勢をとってみると、なんとできるのです。これはしめた、改善していると感じたのです。

ピストに入って左足に気を使いながら、レベルの優しい黄色から登りはじめました。うん、登れる。二日間登っていなかった間、どれくらい今回はインターバルをおかねばならないのか、不安になっていたのですが、その心配を振り払ってしまいました。

うれしい。

緑を登ってみると、でもやはり軽いハンディーがあるいことは認めざるをえません。そうか、もしここで落ちたらまた同じところを痛めるかもしれない、そんな不安が登りながら湧き上がってきました。

ブロックは常に落ちることと隣り合わせです。

落ちなければうまくなれない、これは確かなことです。

うまく落ちることができれば問題ありません。でも上を目指して登っていくうちに、うまく落ちることができない場面も当然出てくるのです。

今回左足首を痛めた問題点は、着地時に足がマットに対して垂直に落ちてしまったために、衝撃を足首が受けてしまったために起きたことです。もっと背中を丸めて重心を後ろにかけ、後転するように衝撃を逃がしていくことができていたら、この問題は起きなかったといえるでしょう。

身体全体を円にして落ちる。
そうすれば、衝撃は円の構造に吸収されて、身体を痛めることが避けられる。

そんな気づきを得ることができました。