57才の最後にクライミングを始めて、今は一年と数か月がたとうとしています。

今、どれくらい登れるようになったのかをリポートしておきたいと思います。

僕はパリのナション広場近くにあるアーコスというところで登っているのですが、そこにも6段階の色分けがあります。

その中で一番初心者むけの色が黄色。これはもうクリアしました。どのような新しい黄色がでてきても、ほぼ登れるので、クリアという言葉を使いました。

そして、今取り掛かっているレベルが次の緑。この数週間はこれにとりかかっています。

このところ約一か月ほど、できれば毎日登りに来るようにしています。それでも登れない日が週に二日ほどはありますが、それでも週に5日は登りに来ているわけですから、結構な練習量だと思われます。ただ、一回のぼぼっている時間は40分から50分ほど。最初の一年間は週に一回の割合で来ていたのですが、今年、フランスでの新年度になって、思うところがあってクライミングに打ち込んでいます。

そうですね。割合としては登れるのは半分ぐらいでしょうか。

その上の青。この中でも幾つかが登ることができます。でもまだまだかなと思いつつもチャレンジをしては、次のステップへの感覚を掴もうとしています。

その後は赤、黒、紫と続くわけですが、今は登っている様子を興味深く見ることができ始めました。最初はまったく雲の上の人たちというわけで、視野に入っていなかったのですが、レベルが上がってくると興味の対象に入ってきます。

三年でトップまで上がり詰める。

そんな目標が湧き上がってきて、このところ数か月は登る回数を増やしています。毎日登ることによってうまくなっているのがよくわかります。昨日登れなかった緑が今日登れるようになる。こんなにうれしいことはありません。まさにクライミングの醍醐味のひとつです。尺八の練習も同じですが、練習の回数を増やすこと、特に毎日やることで前に進んだときのうれしさ、快感。

トップといっても別にオリンピックチャンピオンを指しているわけではありません。

僕がいうトップとは、今のところですが、紫のレベルまでいくこと。あるいはさまざまなクライミングを経験して、詳しくなっていくこと。そういうことです。今は初心者を抜け出したところ。中級をうろつき始めたことろということですが、目標は上級の上までいくということ。そこまでいけば、人にアドバイスぐらいはできるようになるでしょう。

なぜ、そんなにクライミングにこだわるのか。

いろいろな理由がありますが、それはおりおり話ていくことにします。