呼吸は僕の指圧にとってとても大切な要素です。
呼吸は気の世界とアクセスする鍵である、という古来からの教えは本当です。呼吸なしでは生き物は生きていけないし、生命の有る無しをあきらかにするのもこの呼吸です。だから生き物はすべてこの呼吸とつきあっていかなければいけないわけでもあります。
呼吸は大きく二つの要素から成り立っています。吐く息と吸う息です。この二つの息のあいだに息を止める、という要素が入ってきます。この間を大切にしていくことが指圧の上達につながるはずです。
ぼくの学校では、すべてがこの呼吸から始まります。
呼吸はさまざまなレベルで治療に活かせます。まず呼吸を観察することは大きく治療に役立ちます。そのためにもまず自分の呼吸を観察し、鍛錬していくことが大切となります。
指圧を深めていくこととは、呼吸について成熟していくことである、とまでいえるかもしれません。
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